本の売り上げについて考える コミティアで同人誌を頒布しました~コミティア121体験記~ | 坂下ナオヒラが活動のブログ

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本の売り上げについて考える コミティアで同人誌を頒布しました~コミティア121体験記~

8月20日に開催されたコミティア121に参加しました。

コミティア121


F1010297.jpg
東京ビッグサイト


今回が2回目のサークル参加になります。自分のスペースで創作漫画の同人誌を頒布しました。

この記事では、2回目の参加となったコミティアの感想と自分の体験についてを書いていこうと思います。

詳細は続きを読むからどうぞ。

坂下ナオヒラ

【漫画】【4コマ】【コミティア】

一言メッセージも送れます。


参加にあたって


今回、再びコミティアに参加するにあたって私が意識したことは、とにかく前回と同じ失敗を繰り返さないということでした。

前回の記事はコチラ


改めて前の問題点を振り返ると、

・自分のスペースの場所がわからず手間取ったこと
・製本に細かいミスがあったこと
・設営がいい加減だったこと
・お世話になったサークルさんに(善意とは言え)迷惑をかけてしまったこと
・自分の実力を過信していたこと
・隣のサークルに精神的に翻弄されてしまったこと


などがあったと思います。

そこで今回の参加では、2度と同じミスは犯すまいと、何度も頭の中でシミュレートを繰り返した上で本番に臨みました。

到着


F1010297.jpg

まずは問題なく会場に到着。

だんだんビッグサイトにも通いなれたこともあり、前回参加したときよりもかなり早めに辿り着くことができました。

さらに、自分のスペースも楽に発見!

なかなか良い感じです。

新刊


続いて、印刷屋さんにイベントに直接送るように頼んでおいた新刊の確認です。これは、きちんと手続きが完了していれば、自分の机の下にダンボールに箱詰めされて置いてあります。

私もここで初めて見る、新刊の出来栄えがこちら。

F1010298.jpg
ちひろとアスカ(大きく見えるけど実際はA5サイズ)

おおお! 実にいい!! バッチリできてる!!!

初めて作った同人誌では、肌色が思ったようなカラーにならず、やや残念に思いましたが、今回はとても綺麗な色で印刷されました。完璧です!

さらに、「絵がノド側に隠れていて見えなくなっている」ということもありません。原稿を作るときから気を付けていたおかげです。

やっと完全な本ができたー……と思いきや。

あれ? トーンが綺麗に貼れていない。

こ、これは……。

塗り残しじゃあーっ!!!(ガーン)

今回の原稿から、トーンは原稿に直接貼るのではなく、パソコン上でデジタル処理するようにしたのですが、ブラシツールでゴシゴシとトーンを乗せていったため、各所で微秒な隙間が出来ていたようです。

ディスプレイ上では全く気にならなかったのですが、実際に本になるとこんなに目立つんですね。きちんとマスクツールで確認すれば良かった。

とはいえ、被害が数コマのみで済んだのは不幸中の幸いでした。また次回からの課題になると思います。

設営


無事に漫画が届いたので、いよいよ設営です。

以前に参加したときは、あれもこれもと作品を揃えてしまい妙にゴテゴテした装飾になっていましたが、今回は最初から展示物を漫画のみに絞りました。

さらに、前回は変に独自色を出そうとした結果、設営があさっての方向に行ってしまった気がするので、「シンプル・イズ・ベスト」に立ち返り、飾りつけも必要最低限に留めました


実際の設営がこちら。

F1010299.jpg
シンプル・イズ・ベスト

うん! いい!! これくらいが自分らしい!!!

手を抜きすぎず、かといって入れすぎてもいない、いい塩梅になったと思います。

人によってはもっと派手なほうが好きなのかもしれませんが、自分にはこれくらいの設営が性に合っている気がしますね。

これで準備完了となりました。

なお、もちろんこの後に余計な挨拶周りなどはしていません。

開催


というわけで、コミティア開始です。

今回も長い時間、自分の本は売れませんでした。

でも、前回の参加で自分の身の程が最初からわかっていたことと、隣のサークルさんが「バカ売れで終始ご機嫌」みたいな状況もなかったので、精神的には穏やかでしたね。

2時間くらい経ってから、私の新刊と以前の同人誌が売れ始めました。ありがとうございます。


その後は、人が落ち着いた頃に一旦席を離れて、「普通に」サークルさんに挨拶して、「普通に」同人誌を買いました。

後は、自分のスペースに戻って時間いっぱいまでのんびりと販売を行っていました。


また、この時に、先程挨拶に行ったサークルさんの1人がスペースに訪れてくれて、私の新刊を買ってくださいました。どうもありがとうございます。これでやっと健全な創作活動になった気がします。

というわけで、あっさりコミティア終了です。

前回の反省を踏まえて本の発行部数を少なくしていたので、帰りの荷物もとても軽かったです。

こうして可もなく不可もなく、平常心でイベントを終わらせることができました。


まとめ


前回失敗した点をきちんと修正していったので、今回のイベントではミスがとても少なかったです。その点では目標が達成できたと思います。

本の売り上げは前のときと大して変わりませんでしたが、今回は変に浮かれることもなく「肝が据わっていた」ため、精神的にも大変穏やかに過ごすことが出来ました。イベントを楽しむということにおいても成功できたと思います。

おかげさまで、今回は良いコミティアでした。

また機会があったら参加してみたいです。

余談


ところで、コミティアに2回参加してみて、新しく気が付いたことがあります。

それは「実のところ、どのサークルさんも大して本は売れていない」ということです。

今回私の両隣に位置していたサークルさんは、何度も参加しているベテランの方で、私よりも1ランク上の画力を持っていました。

しかし、私が見ていた限りでは、おそらく売れていたのは10部前後といったところ。それでも、その状況を全く気にしている様子がなく普通におしゃべりをしていました。ということは、案外このくらいの売り上げが毎回のことなのかもしれません。

これらの漫画がその程度しか売れないのであれば、自分は自分で少ないながらもそこそこ健闘はできていたのではないかと思いました。

前のコミティアの記事では「隣のサークルさんが売れに売れまくっていて落ち込んだ」という文章を書きました。でも、もしかすると、あのサークルは例外中の例外だったのかもしれません。


また、コミティアの作家さんが、どの人も妙に落ち着いていることについて、私は「自分の持っている世界観に自信があるからだ」みたいなことを書きましたが、この考えは必ずしも正しくないなと思いました。

むしろ、「自分の作品に自信がなくて毎回の売り上げもたかが知れているから、多少のことでは動じなくなった」というのが正確なところではないかと思いました。


そもそも、なぜ私が初めに考えていた売り上げラインはそんなにも高かったのか?

それは、「とりあえず同人誌は20部刷るものだ」という情報がネット上に多く見受けられたからです。

それらの記事によると、「初心者は同人誌が20部全部ハケたら一人前」ということであり、後は売り上げによって部数を調整していくのが良いだろうということでした。何の経験もなく実情を知らなかった私は、この意見を鵜呑みにしていたわけです。

しかし、ことコミティアに至っては、このラインは高すぎる!

冷静に考えてみれば、これはコミックマーケットでの基準ではないでしょうか。訪れる人の数が圧倒的に違いますし、またオリジナルの創作と2次創作作品では、そもそものファンの数が異なっています。これでは部数に大きな差が出るのは当たり前です。


そこで、私の記事では、あくまで「コミティア用の基準」として、実際の経験から以下の部数ラインを提案したく思います。

〇コミティアにおける同人誌の売り上げライン

20部以上……神。プロの領域。いつ作品が商業雑誌に載ってもおかしくない

10部……すごい。かなり売れたほう。固定ファンのいるベテランサークルさん

5部……普通。まあまあ頑張った。初心者でこれだけ売れれば十分健闘している

5部以下…少ない。でも漫画を描いたことがない素人の落書きレベルなら実際こんなもの


といったくらいだと思います。

要するに、初めてコミティア用に同人誌を印刷する場合、5部で十分。もしものときを考慮しても10部もあれば良いというのが私の考えです。

これからコミティアに参加する人がいるようなら、是非この記事を参考にして、印刷しすぎないように気をつけてほしいなと思います。

同人誌が完売することは大変気分が良くてさしたる害もないですが、本の在庫はいろいろな意味で重たいです。

それでは。何かの参考になれば幸いです。

最後に繰り返しになりますが、私の同人誌を買って読んでくださった方、本当に嬉しかったです。

どうもありがとうございました!

坂下ナオヒラ

【漫画】【4コマ】【コミティア】
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[ 2017/08/23 17:54 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)
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