1本3000円! ロットリングのラピッドグラフを使ってみました | 坂下ナオヒラが活動のブログ

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1本3000円! ロットリングのラピッドグラフを使ってみました

こんにちは。坂下ナオヒラです。

今回の記事は漫画のペンの話です。

昔の記事において、私は「漫画の枠線を引くときにはロットリングを使うのが良い」という説明をしたことがありました。

ただ、そのときは間違えて同社の廉価版のペン「ティッキーグラフィック」を紹介してしまいました。

その後にまた別の記事にて訂正を行ったのですが(当時は買えるかー!と叫んだ)、個人的に「本物のロットリングとは、果たしてどのようなペンなのか」と気になっていたので、ついに購入してしまいました。

これが、ロットリングの「ラピッドグラフィック」。0.8ミリです。

ロットリング


ロットリング
1本3000円です。マジです。


実は1年くらい前からすでに購入していて、その後もずっと使っています。私が出版した同人誌に載っている漫画も枠線にはこのペンを使っています。

今回の記事では、私が実際にロットリングを使ってみて感じたことや、その使い心地について書いていきたいと思います。

この記事がみなさんの参考になれば幸いです。

くどいようですがこれ、1本3000円です。

詳細は続きを読むからどうぞ。

坂下ナオヒラ

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ロットリングの使い方


ロットリングは、キャップを開けてすぐに線が描けるような一般的なミリペン形式ではありません。

インクがカートリッジ式になっていて、自分でペンに着脱する必要があります。ペン内部のホルダーを開き、カートリッジをずぶっと差し込むとペン先からインクが出るようになります。

最初に使うときは、この作業が結構怖かったです。なにせ1本3000円ですからね。何かの弾みでうっかり壊したりしたら大変なことになります。

私が戸惑った点をいくつか挙げておくと、

・ペンのフタはネジ式になっていて回して開ける必要がある。
・カートリッジの挿入にはそこそこ力がいる。膜を貫通してブチ込むみたいな弾力。
・インクが浸透するまで結構な時間が必要。最初は出なくて焦るが下に向けておけば徐々に描けるようになる。


といった感じです。なお、インクは付け替え可能なので、インク切れの際は別売のインクカートリッジだけを買えばOKです。


ロットリングの使い心地


まずは、ロットリングの利点から。良いところは、やはり太さが均一の線がとても綺麗に引けること。さすがは高級な製図ペンです。

ペン先が垂直になっているので定規が当てやすいですし、また、線を描いている途中で、にじみやダマがほとんど発生しません(描き初めにインクが溢れてしまうことはあります。要試し描き)。

それに、実際に描いた線の跡が、とても綺麗です。ミリペンで描いた線は、使用する用紙にもよりますが、ある程度は紙にインクがにじんでギザギザしてしまうものなのですが、ロットリングは線がとてもシャープで、これがあまり目立ちません。というより「ない」です。


対する欠点としては、とにかく使い方が難しいところです

何と言うか、普通のペンとは描き方が違っていて、非常にロットリング的というか、このペン自体の描き方をマスターしなければなりません。

まずは筆圧のかけ方が独特なこと。ペン先を紙に添えるように置くだけではインクが出ず、1回ぐっと押し込む必要があります。普通のミリペンを使う筆圧+αの力といった具合です。

またペンの角度も独特です。鉛筆のように斜めに持つのではなく、完全にペンを垂直に立てて使う必要があります。線を描くときも、ペンを垂直方向に維持したまま手を動かすようにしないと、インクが出なくなってしまいます。

私はこのペンの使い方に慣れるまで1ヶ月かかりました。

買った当初は、「何だこのペンは!失敗したかな……」と思っていました。でも、「せっかくの高いペンなのだから」と我慢して使っていたところ、次第に自由に使えるようになっていき、線も綺麗に引けるようになりました。


まとめ


私がロットリングを使って思った感想です。

ロットリングは、アナログで絵を描いていて、とことんまで綺麗な線を追求したいという考えの人にはうってつけのペンだと思います。

しかし、「果たして3000円を支払ってまで使う価値があるペンか?」と言われると微妙なところだと思います。

確かに、普通のミリペン・サインペンとロットリングのどちらか選べと言われたら、私はロットリングを選ぶと思います。

でも、正直なところ通常のペンとそこまで大差のある性能ではなく、なければないで他のペンでも十分妥協できる範囲だと思います。

また値段に引きずられてどうしても贔屓目に見てしまう点も否定できません。もし、これが他のペンと同じ値段だったら、初めに慣れが必要なことも考慮すると、切っていた可能性もあると思います。


まとめると、いかにも「プロフェッショナルご用達のペン」といった感じの、クセの強いピーキーな性能をしたペンです。

間違っても創作初心者がいきなり手にするようなペンではないと思います。

確かに、自身がプロであるならば最終的にこのペンにたどり着く可能性もありますが、「使うのは本当のプロになってからでも遅くないのでは」というのが私の思いです。

でも、手元にあればやっぱりこっちを使いますね。今でも漫画を描くときには、枠線にはロットリングを使っています。そんな感じのペンです。

以上を踏まえて、購入するかどうかは良く考えたほうが良いでしょう。

この記事が何かの参考になれば幸いです。

それでは。

坂下ナオヒラ

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[ 2017/03/02 15:25 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)
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