初参加で大失敗!コミティアで同人誌を頒布しました~コミティア119体験記~ | 坂下ナオヒラが活動のブログ

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初参加で大失敗!コミティアで同人誌を頒布しました~コミティア119体験記~

こんちには。坂下ナオヒラです。

先の記事でも言ったように、2017年2月12日に開催されたコミティア119にサークルとして初参加し、同人誌を頒布しました。

コミティア119


DSCN0211.png

今回の記事では、私が初めてのコミティア参加で体験した出来事や、やってしまった失敗談などを順を追って書いていきたいと思います。

詳細は続きを読むからお願いします。

坂下ナオヒラ

【漫画】【イラスト】【コミティア】

一言メッセージも送れます。


会場到着まで


まずは、朝に家を普通に出発。

それまで風邪気味だったので当日まで体調に不安がありましたが、無事に回復してくれたようでした。

荷物は前日までに全部揃えていたので大丈夫。交通も前回のコミティアと同じなので会場に向かうことにも支障はありませんでした。

このときの懸念材料は、何と言っても同人誌が無事に作られているかどうかでした。締切ギリギリの入稿だったので現物を確認することができず、仕上がりがどうなっているのかずっと不安な状態でした。

あと、これに関連して早速忘れ物をしたことに気付いてしまいました。自分の漫画を持ち帰るための紙袋を用意していなかったのです。

ただ、もう自宅からだいぶ離れたところに来てしまったため諦めることにしました。

「漫画が売れれば荷物も軽くなるだろう」


などと、このときはノホホンと考えていました。結末やいかに!?

そして、東京ビッグサイトに到着。入場開始から10分後くらいのタイミングで、ここまではなかなかスムーズでした。

しかし、すぐに次の問題が発生。

自分のスペースが見つからない!!

私がてっきりそこだと思っていた場所には、全然違うサークル名が描いてありました。「どうなっているんだろう。参加の封筒にはこれしか書いていないし…」と周辺をしばらくウロウロしていました。

どうしても見つからないので、スタッフの人に場所を聞くことにしました。

「あの~。これってどこですか?」
「ああ、もっと向こうですよ」
「え?どこにスペースが書いてあるんですか?」
「この封筒のここです」
「どこに?」
「ここですよ……?」


と、話が全然噛み合いませんでした。

実は封筒にはこう書かれていました。

スペースNO.は06a


あなたならどう読むでしょうか。

「スペースNO.は、"06a"でしょ?」



違います。

スペースNO."は06a"です。



……紛らわしいわーーっ!!

つまり、私が事前に行っていた配布スペースの告知は、まるっきり意味がなかったことになります。失敗しました。あとで近くのサークルさんと話のタネにしていました……。

そんなこんなでやっと辿り着きました。


設営開始


まずは、届いていた同人誌の出来を確認してみました。

実際の同人誌がこちらです(後撮り)。
DSCN0217.png

DSCN0220.png

うん。とりあえず本はOK!

懸念材料だったトーンのモアレは、おかげさまで大丈夫でした。ちょっと残念だったのは、肌色が若干綺麗に出なかったことと、ノド(中心)部分のコマの外の絵で少し隠れてしまった部分があったことです。

それでも初めて作った同人誌ですから、見たときはそれはそれはもう感動しました


「よーし、第一関門は突破だ」ということで、次は設営に入りました。

私が持ってきたのは、机に敷くカバーとコルクボード、それとイーゼルです。

実は、入稿が終わってから時間が余っていたので、その間にハガキにイラストを刷ってきて、ポストカードを作りました。

コルクボードに各種イラストを飾り付けて、その隣に同人誌を置いて完成です。

実際の設営が記事の一番上にある写真なのですが……。

まあ、悪くはないと思うけど、今見ると普通かな……。

とにかくこれでやれることは全てやったので、後は開催を待つばかりです。


挨拶周り


開場まで少し時間が余ったので、私はその間にお世話になったサークルさんに挨拶に行こうと思いました(周りでも挨拶している人が多かったです)。

それで、私はその時にとっさにこう思ってしまいました。

「そうだ!せっかくだからお世話になった人に私の同人誌を直接手渡そう!」



これが今思うと非常に良くなかったと思います。

私は事前に調べておいたスペースのほうに出向いていって、まずは挨拶と自己紹介をして、感謝の意を伝えました。そして「良かったら読んでください」と私の同人誌を渡しました。

ただ、この行動には喜んでくれた人もいましたが、逆に困った顔をしている人もいました。

私は挨拶のついでにそのサークルの新刊を買おうと思っていたのですが、こういったことをされると、「でしたら私の本もタダでどうぞ」となってしまうのが人情です

本来なら即売会であるはずの場が、まるで交換会のようになってしまいました。

もしかすると、私以外にも善意からこのような振る舞いをしている人もいるかもしれません。ただ、個人的にはこの行動はあまりするべきではなかったと思います。


まず、同人誌は無料で作られているわけではありません。実は、同人誌の製本には、出版を知らない人には想像もつかないような、膨大な費用がかかっているのです。

にも関わらず、ほとんどのサークルは赤字覚悟のギリギリの値段で本を頒布しています。円滑な活動を続けるためにも、1円だって無駄にはできず、本には絶対に値段をつけて売らなければいけません。


それに、これは後で実際に本を頒布する側になって感じたことなのですが、確かに相手が自分の同人誌をもらってくれることは嬉しいです。

でも、お金を出して同人誌を買ってくれたほうが、その100万倍は嬉しいんですよ。

つまり、私は自分勝手の一方的な思いで、サークルさんの貴重な楽しみを同人誌1冊分潰してしまったことになります。


そもそも、本当に私の本が欲しいのなら、私のスペースまで足を運んで買ってくれるはずです。

親切に接してくださる人にも本音と建前があるでしょうし、自分の本を配るなんて行いは、自己の押し付け以外の何物でもないなと感じました。

本当にすみませんでした。私はもう二度としないと思います。


コミティア前半


さて、この時点ですでに若干の後悔がありつつも、いよいよコミティアの開場です。気持ちを切り替えて、ノビノビとやっていきたいところです。

だがしかし、ここからが本当の地獄でした。



開場から1時間。

本が売れません。

売れるどころか、全く手に取ってすらもらえませんでした。

結局そのまま、ぼーっとしたり絵を描いたりしながら、動きがないまま時間だけが経過していきました。


ただし、別にこれだけなら「やっぱり最初はこんなものかな。技量もネームバリューもないし仕方がないよね」で済んでいたことでしょう。私もそこまで気にしなかったと思います。

苦しかったのは、私が座ることになったスペースです。

なんと私の隣の作家さんは、過去に商業誌での漫画掲載経験を持つ、絵柄も技量も抜群のプロの卵さんだったのです!

それはもう、表紙を見ただけで「あ、この人只者じゃないな」とわかる感じでした。私にすらそのレベルの違いが理解できるので、いわんや来場者をやです。

当然、飛ぶように売れていきました。それまで何気なく歩いていた来場者さんが、その本を見た瞬間に足を止め、キラキラした目で近づいて「見ていいですか?」「1冊ください!」と実に良い顔で買い物をしている様子を、私は横目でずっと眺めることになりました。


私がすごく悲しく感じたことは、来場者さんが足を止めたときに私のほうに来るのかなと思いきや、私の本と隣の本を見比べて、向こうの本だけを買っていくことでした。

その状況が数時間に渡り続いたので、私は精神がどんどん疲弊していきました。もちろんそんな気持ちは顔には出しませんけど、内心は「せめて中身だけでも見ていってくれ……」という思いでいっぱいいっぱいでした。


「もうこのまま1冊も売れないのかな……」



私がそう思って、次のブログのネタにしよう……などと考えていたそのとき、

「見てもいいですか?」
「はい。どうぞ」
「これください」
「ありがとうございます。300円です」



おかげさまで、買ってくださる人がいました。ありがとうございます。

これで、やっと気持ちが少し楽になりました……。


…………。


自分の本が売れるとメチャクチャ嬉しいですね!!

何気ないやり取りでしたけど、想像以上の感動でした。


その後にも足を止めてくださって私の本を眺めたり買ってくださる人がいて、やっと私も人並みにイベントらしいことを経験できたなと思いました。

ただ、お隣さんの盛況具合は相変わらずで、状況が変わったわけではないので、私はもう何だか疲れてきてしまいました……。


コミティア後半


コミティアも半ばになると、だんだん来場者さんの動きも落ち着くようになってきました。

そうなると本を見る人も減っていきますので、いよいよ私もすることがなくなっていきました。

「だめだ!私はこれ以上ここに座っていたらおかしくなる!!」



というわけで、私は気分転換をするために自分の席を立って、コミティアの会場を歩いてみることにしました。


また、このときに様々なサークルさんの作品を見て回りました。今回のコミティアでも、個性的な作品がとても多く、それは私にとって非常に充実した時間になりました。

「自分は作品を公開するよりも見ているほうが向いているのかな~」



などとついつい考えながら、1時間くらいのんびりと買い物を楽しみました。これで私もだいぶリラックスすることができました。


さて、最後のひと仕事です。

まずは、自分の机にあるコルクボードを片付けてしまうことにしました。

絵ハガキに興味を示した人は少なく、だいたい自分の力量も客観的にわかったので、これは片付けても問題ないなと思ったからです。

展示する作品を「同人誌1本」に絞り、あとはもう天命を待つことにしました(白鵬感)。

その結果、コミティアの終り間際に滑り込みで同人誌を買ってくださった人がいました。どうもありがとうございました!


こうして私の初めてのコミティアサークル参加が終わりました。

残った在庫をカバンに詰め込んで持ち帰る道は、自分に対するショックと情けなさと、愛と怒りと悲しみの、その他複雑な何やかんやの感情で、私はボロボロの状態でした。

すぐに寝込んだものの、神経が高ぶって眠ることができず、ゆったりした音楽を流しながら、本を読んでそのまま夜を過ごしていました。


まとめ


まず一言。

「これはちょっとコミティアを舐めていたな……」

みんな絵が上手いのもそうなのですが、まず意気込みやオーラからして異なるというか、「コミティアにかけている情熱」が、私とは全然違うように映りました。

それぞれの人が何かしらの信念を持って自分のベストを尽くし、私みたいな半端な気持ちで何となく来ている人なんていないように感じました。

確かに、私はコミティアに向けて一生懸命力を入れました。これ以上の同人誌は今の私の実力では作れないと思います。

しかし、他のサークル参加者さんはそれ以上に努力や勉強をしていたように思います。

それに、コミティアを良く知らなかったとは言え、設営が手抜きだったり賑やかし程度のポストカードだったりと、「まあこれならそこそこ大丈夫だろう」という魂胆が私の中に芽生えていました。要するに甘いんですよ!

もしかすると、来場者の方もそんな空気を何となく察していたのかもしれませんね。


今回のイベントを総括します。

単純に楽しかったか・楽しくなかったかと聞かれれば……、残念ながらあんまり楽しくはなかったですね。

参加するにあたり、関係者さんから「初めてのコミティアを楽しんでください」と言われていたのですが、ちょっとそんな雰囲気にはなれませんでした。


でも、私の同人誌を買ってくださった方がいたときは、とてもとてもとても嬉しかったので、全く楽しいところがなかったわけでもありません。

なので、ほろ苦い思い出になったという表現をさせていただきます。


この度の経験は、私も創作をする人として大変勉強になることばかりでした。しかし、同じミスは二度としないので、次回はもっと良いものを提供できる自信はあります。これからも研究を続けて、より良い作品を作っていきたいと思います。

最後に、私のスペースに来てくだり、同人誌を買って読んでくださった方、とても嬉しかったです。どうもありがとうございました!

<まとめ>
・親しい人でも、他のサークルに同人誌を配っちゃダメ!
・本だけでなく、設営から何まで最後まで手を抜くな!
・自分だけでなく、隣には別のサークルがいることを忘れるな!
・読んでくれてどうもありがとう!



それでは。

坂下ナオヒラ

【漫画】【イラスト】【コミティア】
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[ 2017/02/17 01:07 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)
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